iDeCo(イデコ)で節税をしよう!税金が安くなるメリットを解説
iDeCo(イデコ)には税金が安くなるというメリットがあります。
では実際にどんな節税メリットがあるのかを解説していこうと思います。
iDeCo(イデコ)のメリット
iDeCo(イデコ)では①掛け金を拠出するとき、②運用をしているとき、③運用してきたお金を受け取るとき、に税金のメリットがあります。
順番に見ていきましょう。
①掛け金を拠出するとき
①の掛け金を拠出するときには所得税と住民税が安くなります。
もう少し詳しく言えば、毎月積み立てた掛け金については全額が「所得控除」の対象となります。
所得控除とは
そもそも所得税は以下のような構造で支払われます。
(簡略化しています)
①収入ー経費=所得
②所得ー所得控除=課税所得
③課税所得×税率=支払う税金
つまり支払う税金=(収入ー経費ー所得控除)×税率となり,
所得控除を増やすことが節税につながるのです。
余談ですが、生命保険に入ると税金が安くなるのもここの所得控除が増えるからです。
ちなみに、iDeCo(イデコ)の所得控除は「小規模企業共済等掛金控除」という正式名称があります。
所得税と住民税の節税額一例
ではiDeCo(イデコ)でどれくらいの金額が節税できるのでしょうか。
仮に課税所得が500万円だとしましょう。
課税所得が500万円の人の税率は所得税が20%、住民税が10%です。
税率は所得によって変わってきます。
仮に年間掛け金を14万4000円の場合は4万3200円、81万6000円の場合は24万4800円もiDeCo(イデコ)で税金が減額されることになります。
(概算の計算です)
掛け金を上げれば上げるほど節税効果が高いことがよくわかります。
さらにこれを30年間続けた場合は100万円以上の節税効果が上がられることがわかります。
②運用期間のメリット
iDeCo(イデコ)で運用をしている間は運用期間の利益に税金がかかりません。
普通運用をした場合は税金がかかるものです。
たとえば定期預金で利息をもらった場合は利息の20%は税金がかかります。
「え、でも税金払ったことないよ?」
と思っている人がいるかもしれませんが、運用による税金は多くが源泉税という形で私たちが受け取る前に税金として回収されているのです。
③お金を受け取るときのメリット
将来何十年か拠出したお金は何百万円となっています。
受け取るときに税金を取られてしまってはたまりませんよね。
iDeCo(イデコ)の受け取り方には「一時金受取り」「年金受取り」の2つがあります。
この2つの受け取り方にはそれぞれ税制上の控除が容易されています。
一時金受取りの場合は退職所得控除、年金受取りの場合は公的年金控除というそれぞれ、多額の控除が受けられます。
iDeCo(イデコ)の節税のまとめ
iDeCo(イデコ)は拠出金額に応じて節税の恩恵を受けることができ、多く利用すればするほどメリットがあります。
ただ貯蓄していくだけではプラスがなく、同じ貯蓄でも iDeCo(イデコ)による節税の恩恵が受けられるのであればこれを使わない手はないですよね。
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