晴れときどき主夫の知恵袋

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園庭のある保育園はいい保育園なのか?【保育園選び】


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うちの息子は3歳と0歳になり、下の子が保育園を検討する時期になってきました。
東京都世田谷区という日本でも最大級に保育園に入りにくいこの地域では保活は絶対に大事なことです。
確かに一人目のときはとにかくがむしゃらに保育園に入れることに固執していました。
二人目になると少し余裕が出てきて、保育園選びや保育園の運営の実態が少しづつ見えてきたのでいくつか気づいたことを書いていこうと思います。
今回は「園庭のある保育園はいい保育園なのか?」です。

「園庭」というブランド

はじめて保育園を選ぶ中で気になるのは「園庭」ではないでしょうか。
もし贅沢を言えるなら「園庭」のある保育園に入れたい!と思うのが親心です。
中には「認証のような駅近の保育園は園庭がないからイヤ」とまで言う人がいます。
私もそうでした。
田舎で育った私にとっては広大な広場がある保育施設や幼稚園で育ったので当然自分の子供も園庭がある保育園や幼稚園に入れたいと思っていました。
しかし、東京では園庭がないのが当たり前。園庭があるのは認可保育園の、しかも駅から遠い場所のみ。
でも子供のためにも園庭がある保育園はマスト、そう思っていました。
でも今は真逆のことを考えています。

「園庭 子供 フリー」の画像検索結果

園庭の広さと子供の活動量に関する論文

面白い研究結果があります。
それが「園庭や遊戯室の広さと園生活中の5歳児の身体活動量の関係(https://core.ac.uk/download/pdf/70318636.pdf)」という論文で、何をしているかというと、園庭が広さが違う保育園や幼稚園を比較して、子供の活動量(一時間あたりの歩数)の違いを見る、という研究です。
この研究によると子供の1日の活動量が多いのは順番に①園庭が狭い保育園、②園庭が広い保育園、③園庭が中ぐらいの保育園、でした。
普通に考えると園庭が広い保育園が、子供がのびのびと遊んで活動量が多くなりそうなものです。しかし、論文内でも「意外」と書かれている通り、園庭が狭い保育施設が一番子供の活動量が多かったのです。
なぜでしょうか?

半端な園庭は子供の活動量を減らす

考察の中で述べられているのは、狭い園庭を持つ保育施設では日常的に近くの公園に遊びにいくことが多いので必然的に動く時間が増えているのだそうです。
なるほど、確かに同じ砂場遊びをするにしても、園庭がある保育園ではずっと動かないで砂遊びをすることになりますが、公園にいく距離あるけば砂場遊びのように活動量が少ない遊びをする子供であっても一定の運動量を確保することができます。

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東京の園庭に意味があるか

ここまでくれば私の園庭に関する考えは変わりました。
まず東京の園庭というのは多くが「狭い」「とりあえずある」、レベルの園庭であり、十分な広さを確保していないといえます。
園庭というと一緒くたにされがちですが、大事なことはそこにある広さや遊具の豊富さです。
中途半端な園庭は子供の活動量を阻害する原因になっていると言えます。
もっと言えば、園庭があることにより保育園側が「課外活動や公園に行かなくていい」免罪符にもなりうるのです。

まとめ

園庭がある=子供の活動量が多いというわけではないのと同様に園庭がない=活動量が多いというわけではありません。
あくまでも保育園が積極的に近くの公園に遊びに連れて行っているか、などの条件を満たすことがとても重要です。